いろいろな紅茶の飲み方
いろいろな紅茶の飲み方
キャンブリック・ティー(ハチミツとミルク入り)
2. ハチミツを好みの量だけ入れます。
3. ミルクを人肌に温め、タップリ注ぎます。
★紅茶にハチミツを加えると、ハチミツの鉄分の為にやや黒ずんだ濃い色に なります。そこにミルクを注ぐと美しい亜麻色(キャンブリック)になります。紅茶はディンブラ、アッサムが向いています。
ジンジャー・ティー
1. ホット・ティーを作るとき、紅茶の葉と一緒に生姜のスライス(一杯分1~2枚)を入れます。
2. カップにそそげば、ジンジャー・ティーの出来上がりです。
ハチミツをお好みの量だけ入れます。
★ジンジャーは最古のスパイスの一つであり、料理や食物の保存にもつかわれますが、ジンジャー・ティーは体が温まり、気管支炎にとても効果があります。風邪気味の時にはぜひどうぞ。
シャリマ・ティー(スライス・オレンジ入り)
1. 5mmくらいの厚さに輪切りにしたオレンジの外皮を3分の2程切り離し、カップにかけます。
2. ストレート・ホット・ティーをカップに入れます。
3. オレンジの香りを楽しみながら召し上がって下さい。また、ティーポットにオレンジ・ピールを少量入れて香りをだしてもよいでしょう。
★シャマリとは北インド、カシミール地方にある花園の名で、カップに入れたオレンジの華やかさと芳醇な香りが花園を思わせるところからこの名がついたといわれます。
紅茶はニルギリ・セイロンなど、比較的味が軽いものやダージリンが適しています。
チャイ(インド式ミルク・ティー)
1. 鍋に120cc×人数分の水を入れて火にかけ、小さな泡がブツブツでてくるまで沸騰させます。
2. 人数分の茶葉を入れます。
3. そのまま2分ほど煮詰めます。
4. 30%ほど煮詰まったら、100cc×人数分のミルクを入れ、沸騰直前まで温め、火を止めます。
5. 茶漉しでこしながらカップに注ぎます。
★ミルク味の濃厚さを好むなら、水に対するミルクの割合を多くします。
ミルク・ティーにはアッサム、ウバなどのように、味が濃く香りも強くミルクを入れたときその紅茶の個性が失われないものが向いています。
<参考資料>
橋本実 著 『茶の起源を探る』淡交社/斉藤光哉 監修 『お茶の辞典』成美堂出版
松下智・橋本実・鈴木良雄・南廣子・南久美子 著『Q&Aやさしい茶の科学』淡交社
『日本のお茶Ⅰ・お茶と生産』株式会社ぎょうせい